『ぱちんこ シン・エヴァンゲリオン』に搭載される「終結の槍」と「終結のはじまり」の2曲を書き下ろした林原めぐみさんへのインタビュー第3弾。
『CR新世紀エヴァンゲリオン 〜最後のシ者〜 』とのタイアップ曲「集結の園へ」から6曲に渡って続いた「シュウケツシリーズ」。シュウケツに込められた想い、楽曲と「ぱちんこエヴァンゲリオンシリーズ」との関係を伺った。
林原めぐみ(以下=林原):そうそう、ロングヘアのレイちゃん。嬉しいけど、アスカファンは怒ったりしないかな?(一同笑) 前回「Pゴジラ対エヴァンゲリオン」は尻尾がついていましたよね(笑)
林原:もちろんですよ!どんな風に楽曲が使われているかも知りたいですし、関わっている作品であれば、必ず打たせていただいています。レイちゃんに何度も「さよなら」を言われていますけど(笑) 『ぱちんこ シン・エヴァンゲリオン』には、私の2曲以外にどんな曲が入っているのでしょうか?
林原:「第9」も気持ちが上がりますよね!
林原:正直なところ、「集結の園へ」を作った時に、まさか第2弾があるとは思っていなかったんですよね(笑) 「集結の園へ」は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』と同時期で、演者としてエヴァに関わるのは良いけど、歌い手としてエヴァに関わるのは違うのではないか、と悩んでいました。「触ってはいけない扉なのではないか」と。
林原:そうですね。綾波レイを演じている立場、から逸脱するし、(高橋)洋子ちゃんみたいに歌を生業にしている方が作品のためではなかろうかと。でも、オファーを受けたからには、ファンの皆さんに納得いただけるものにしようっていう想いで制作しました。
林原:「集結の園へ」にはお経やガムラン(インドネシアの民族音楽)といった宗教音楽のエッセンスが入っているんです。様々な角度からの祈りの集結として。 その後、第2弾が決まり、「集結の運命」としてエヴァのキャラに集結してもらった楽曲を制作しました。で、ゴジラも集結したところで、三部作として終わったのかなと思ったのですが…。その先があるという事で、今回も楽曲を制作させていただいた次第です。
林原:セリフは再収録するのですが、レイちゃんが「リーチ」って言うんだ!と最初はとてもビックリしました(笑) 「フィーバー」って、こんなに無機質に言ってしまって良いものなのかなとか(一同笑)
林原:当時はパチンコ化されるアニメって、そんなに無かったと思います。ですので、かなり驚きました。でも、ぱちんこエヴァシリーズを打ってみて興味を持って、「パチンコからエヴァの本編を見るようになった」という声を本当にたくさん聞きました。特に年配の方からが多かったですかね。
林原:リスナーの方から、「自分が見ている好きな作品と同じエヴァを、おじいちゃんが打っていたことを知らなかった」という投稿もありました。 配信やゲームなど様々な媒体が入口になって、エヴァンゲリオンという作品を知ってくださって、パチンコはもちろん、どの角度からでも作品を楽しんでいただけたら、それは光栄だなと思っています。
オファーを初めて受けた際には、歌い手として受けるかどうかも悩まれていたという林原さん。しかし、「エヴァ」という作品だから表現できる想いとともに、ファンの皆さんに納得してもらえる作品にとの意気込みで生み出された「シュウケツシリーズ」は、今作で6曲となりました。
これまでの「ぱちんこエヴァシリーズ」はもちろん、『ぱちんこ シン・エヴァンゲリオン』でも、林原さんの声と想いがファンの皆さまの心を熱くすることでしょう。
最終回12月30日に公開を予定しているインタビューでは、声優・アーティスト“林原めぐみ”についてお話いただきます。
●プロフィール
林原めぐみ(はやしばら・めぐみ)
3月30日生 東京都出身 血液型O型。高校卒業後、看護学校に通いながら声優を志す。'86年にテレビアニメ「めぞん一刻」の幼稚園児役で声優デビュー。以降、数多くのアニメキャラクターを演じつづけている。また、DJ、歌手、作詞、エッセイ執筆など、幅広く活躍中。